
諏訪市にある長野県福祉大学校はどんな学校?概要・学科・特徴をご紹介

諏訪市で不動産の購入や売却を検討している場合、周辺施設についても把握しておくことが大切です。
とくに地域の教育や福祉施設は、暮らしの質を左右する大きな要素のひとつとなります。
そこで今回は、諏訪市にある長野県福祉大学校について、概要や学科、特徴などを解説します。
諏訪市で不動産売買をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
諏訪市にある長野県福祉大学校の概要

長野県福祉大学校は、長野県諏訪市にある公立の専門学校で、保育士や介護福祉士を養成する教育機関です。
同じ建物内に「ふくしだい保育園」が設置されており、学生はそこで実際に保育の現場を体験しながら学べる環境が整っています。
まずは主な概要として、以下の3つの項目を押さえておきましょう。
概要①教育方針・教育目標
長野県福祉大学校では、保育や介護福祉に関する専門的な知識と技術を身につけることを通じて、「しあわせを創造する力」を育むことを教育の中心に据えています。
学校が目指しているのは、豊かな愛情と温かい心を持ち、誰からも信頼され、愛される福祉の専門家を育成することです。
具体的な教育目標としては、次の3点を掲げています。
創造力に富み、誰からも愛される人材の育成
実践的な専門教育を通じて、福祉の最前線で活躍できる力を養います。
地域を愛し、地域に貢献する人材の育成
信州の自然や文化に誇りを持ち、社会福祉を通じて持続可能な地域づくりに寄与することを目指します。
主体的に学び行動できる人材の育成
自ら考え、行動し、目標に向かって努力できる力を育てることで、「みんなのしあわせ」に貢献できる人材を目指しています。
これらの目標を掲げながら、専門知識とともに人間性も深める教育を大切にしているのが、長野県福祉大学校の特徴です。
概要②沿革
長野県福祉大学校の歩みは、昭和28年5月に開設された「長野県保育専門学院」から始まります。
当時は、高度経済成長期を目前に控え、地域に根ざした保育人材の育成が求められていた時代でした。
そのような社会的背景のもと、県内の福祉・教育現場で活躍できる人材を育てることを目的に設立されました。
昭和32年10月には、より実践的な保育技術の習得を支援するため、保育実習室を開設。
現場に即した教育環境の整備が進められ、学生の実践力向上に貢献しました。
平成7年4月には「長野県福祉大学校」として新たに開校し、名称も新たに教育の対象を保育だけでなく介護分野にも拡大します。
また同年、校内に「長野県介護センター」が併設され、福祉人材の実践教育の拠点としての機能をさらに強化しました。
続く平成13年4月には、学校教育法に基づく「専修学校(専門課程)」として認可され、より専門性の高いカリキュラムの編成が可能となりました。
保育士資格とともに、幼稚園教諭としての道も開かれることで、学生一人ひとりの将来設計により柔軟に対応できる教育体制が整っています。
●所在地:長野県諏訪市清水2-2-15
●アクセス方法:JR「上諏訪駅」より徒歩約20分
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諏訪市にある長野県福祉大学校の学科

長野県福祉大学校には、保育学科と介護福祉学科の2つの学科があります。
具体的にどのようなことが学べるのか、各学科の特徴を把握しておきましょう。
学科①保育学科
長野県福祉大学校の保育学科では、保育士や幼稚園教諭になるための専門知識や技術を学ぶことができます。
具体的には、教育原理、保育原理、発達心理学、子どもの保健、障害児保育などの専門科目に加え、体育、音楽、言語、図画工作などの実技科目も学びます。
定員は50名(1学年)となっており、少人数クラスやゼミ活動で、一人ひとりにきめ細やかな対応をしている点が魅力です。
長野県福祉大学校の大きな特徴として、同じ建物内に併設する「ふくしだい保育園」での実習が充実している点が挙げられます。
また、豊岡短期大学通信教育部との提携により、希望者は幼稚園教諭二種免許を取得することができます。
さらに保育学科卒業後、介護福祉学科に進学すれば、1年の履修で介護福祉士の受験資格を得ることも可能です。
学科②介護福祉学科
長野県福祉大学校の介護福祉学科は、保育士養成施設を卒業後、保育士資格を取得した方が1年間で国家試験の受験資格を取得するための学科です。
少人数制と実践重視の教育体制が特徴で、1クラス20名という少人数制を採用しており、教職員が一人ひとりの学びや成長にきめ細かく対応できる環境が整っています。
また、教育カリキュラムは「実践力の向上」に重点を置き、授業や実習だけでなく、実際の介護現場で支援を必要とする方々と直接関わる機会が多く設けられています。
現場での交流を通じて、利用者が「自分らしい生活」を送るためにどのような援助が必要かを考え、行動する力が育まれるでしょう。
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諏訪市にある長野県福祉大学校の特徴

長野県福祉大学校では、充実したキャンパスライフが送れるよう、学生一人ひとりの学びやすい環境づくりに力を入れています。
先述した少人数制のクラス編成や、実習やボランティア活動が豊富といった点も、そうした取り組みの一環です。
また、併設する「ふくしだい保育園」での実習を通じて、子どもたちと直接関わる貴重な経験ができるのも特徴です。
現場の雰囲気や実際の支援の在り方を肌で感じながら学べるため、教室での授業だけでは得られない実践的な力を養うことができます。
ここからは、長野県福祉大学校に通う生徒がどのようなキャンパスライフを送っているのかご紹介します。
特徴①四季折々の学びとイベント
長野県福祉大学校では、季節ごとに多彩なイベントや実践的な学びの機会が用意されています。
たとえば、新入生の入学式や歓迎会では、先輩からの絵本のプレゼントなど温かな交流が行われます。
夏には併設保育園の園児と一緒に野菜の種まきや育てる過程を体験する機会もあり、命の大切さや成長の喜びを実感できる貴重な学びとなるでしょう。
また、秋には北澤美術館の見学や諏訪湖畔の散策、冬には福祉大保育園と連携した発表会が行われ、学生と園児が協力して劇やクリスマスソングを披露します。
年間を通して、「くるくる絵本」やオリジナル絵本、ミュージカル作品など、創作活動にも力を入れている点も大きな特徴です。
こうした作品は、LCVテレビの番組「み〜んなげんきっず」などで紹介され、地域の子どもたちにも親しまれています。
特徴②少人数でアットホームな雰囲気
先述したように、長野県福祉大学校では1学年あたり保育学科で約40〜50名、介護福祉学科では20名程度という少人数制を採用しています。
少人数制ならではの利点は、何より教員とのコミュニケーションが取りやすいことです。
授業中はもちろん、授業外でも相談しやすい環境が整っており、学習面だけでなく、実習や進路に関する悩みなども気軽に話せる雰囲気があります。
またクラスの人数が少ないため、一人ひとりがクラスの中で役割を持ちやすく、協力しながら取り組む機会が多いのも魅力です。
イベントの企画やグループワーク、発表活動などを通して、チームワークや主体性が自然と養われていきます。
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まとめ
長野県諏訪市にある長野県福祉大学校は、保育士や介護福祉士を養成する教育機関です。
校内に併設された「ふくしだい保育園」での実習をはじめ、季節ごとのイベントや地域連携を通じた実践的な学びが充実しています。
学生同士や教員との距離が近く、きめ細かな指導や相談体制が整っているため、一人ひとりの成長をしっかりと支えてくれるでしょう。

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