下諏訪町にある諏訪共立病院の概要は？診療体制や取り組みとあわせてご紹介

これから下諏訪町で不動産売買を検討している方のなかには、下諏訪町内にどのような病院があるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
万が一の時にすぐに医療機関を受診できるよう、事前に病院についての情報を知っておくと安心です。
そこで今回は、下諏訪町にある諏訪共立病院についてご紹介します。

下諏訪町にある諏訪共立病院の概要

最初に、諏訪共立病院の概要についてご紹介します。

概要1：医療・福祉理念

下諏訪町にある諏訪共立病院では「患者さん・利用者さんの立場にたって、だれもが、いつでも安心して受けられる医療・介護・福祉を目指します」を医療・福祉理念としています。
また、看護部理念として「患者さんの人権を尊重し患者さんの立場に立った質の高い看護介護サービスを提供できるように努めます」を掲げ、職員が自己研鑽に努めるための心構えを定めています。
あわせて、職員全員がハラスメント行為を防止するための環境づくりに取り組んでいるのも、特徴のひとつです。
研修などの実施により、ハラスメントを許さない職場風土づくりをおこない、患者さんと接する際の心構えにも取り入れています。

概要2：基本方針

諏訪共立病院の基本方針は、自分たちの病院がほしいとの地域住民の想いをこめ、命と平和を守るために制定されたものです。

●明るく誠実な対応に心がけ、患者さん・利用者さんの人権を尊重し、サービス向上に努める
●医療と介護が連携を強め、誰もが安心して暮らせるまちづくりに取り組む
●差額ベッド代をいただかず、地域住民の共有財産である病院を守る
●戦争をしない国の歴史を守り抜き、戦争法のすみやかな廃止を求めた行動する

これらの基本方針を通して、下諏訪町の医療・介護・福祉を充実させるために、職員が日々取り組んでいます。

概要3：沿革

諏訪共立病院の運営元である南信勤労者医療協会は、1972年6月に発足した「発起人会」が始まりでした。
当時の下諏訪町は、夜間休日の医療が十分でなかったため、呼びかけにより1974年6月に無床診の諏訪共立診療所が開院したのです。
その後、諏訪診療所は1977年11月に42床を有する諏訪共立病院となり、2008年12月に99床の一般病院となりました。
2014年7月に回復期リハビリテーション病棟も増床し、110床を有する病院として地域の患者さんに親しまれています。
現在では、高齢者医療を中心として他の医療機関・福祉施設・行政と連携しながら、下諏訪町をはじめとした地域の患者さんの健康を守り続けています。

●所在地：長野県諏訪郡下諏訪町矢木町214
●診療時間：外来診察受付時間　午前8:15〜12:00 ／ 午後3:30〜6:00（診察時間 午前 9:00〜12:00／午後 4:00〜6:00）
●アクセス方法：長野自動車道「岡谷IC」より国道20号線を諏訪方面へ約15分、JR「下諏訪駅」下車徒歩約10分、タクシー約3分
●駐車場：あり（少ないため、バス・徒歩での来院を推奨）

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下諏訪町にある「諏訪共立病院」の診療体制

ここからは、諏訪共立病院でどのような診療体制をとっているのか、診療科と入院について解説します。

診療体制1：診療科

諏訪共立病院で対応している診療科は、以下の6つです。

●内科
●外科
●心療内科
●禁煙外来
●訪問診療
●糖尿病専門外来

上記以外に、リハビリテーション部・透析室・健診科も備え、下諏訪町近辺に住む患者さんの健康を支えています。
外来診療では、初診・再診ともに予約なしでも受診できますが、原則予約制となっており、待ち時間を短くするために事前予約を呼びかけています。
診療科によって、外来で対応可能な曜日や時間帯が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
内科では、一般内科を中心に幅広く診療が対応可能なほか、胃カメラや大腸カメラの検査にも対応しています。
外科は、外傷や皮膚のしこりなどのほか、関節や筋肉の痛い箇所・骨粗鬆症など整形外科の診察範囲にも対応可能です。
心療内科の受診を希望する患者さんへの対応は、初診は岡谷市にあるつるみね共立診療所でおこなっています。
こちらも予約なしで受診できますが、原則予約制となっており、訪問診察も対応しているため、予約しておくと安心です。

診療体制2：入院

諏訪共立病院への入院時には、入院申し込み書・入院基礎記録・告知アンケート・テレビ利用申し込み書に必要事項を記入し、手続きします。
入院申し込み書には、身元引受人と保証人の記入が必要です。
入院の必需品となるタオルをレンタルで利用したい・消耗品を購入したい場合は、CSセットの利用が可能であり、患者さんやご家族の負担軽減につながります。
1階にある売店でも、入院生活の必需品が購入可能であるほか、ゆうパックも取り扱っています。

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下諏訪町にある「諏訪共立病院」の取り組み

諏訪共立病院では、下諏訪町近辺に住む患者さんが快適な生活を送れるよう、さまざまな取り組みをおこなっています。
ここでは、主な3つの取り組みを見ていきましょう。

取り組み1：回復期リハビリテーション病棟

諏訪共立病院の回復期リハビリテーション病棟では、病気や外傷を負った患者さんの寝たきり予防や自宅への退院を目的として、日常生活に必要な動作を練習する病棟です。
自宅での動作だけでなく、公共交通機関の利用を伴う練習もおこない、生活リズムを整えます。
リハビリテーションを支えるスタッフは、複数の職種が合同で以下の3つのチームを結成しています。

●病棟活動チーム（季節に合ったイベントを開催する）
●排泄支援チーム（排泄の自立に向けて支援する）
●退院後調整チーム（退院後に過ごしやすい環境をつくる）

2024年には、在宅復帰率が90%となっており、患者さんが退院後に住み慣れた下諏訪町近隣地域で生活できるきっかけとなっています。

取り組み2：通所訪問事業所

諏訪共立病院の通所訪問事業所は、患者さんの希望や心身の状態に沿った介護サービスを提案し、住み慣れた家で暮らせるためのお手伝いをする施設です。
下諏訪町在宅介護支援センターをはじめとして、ヘルパーステーション・小規模多機能ケア・定期巡回・在宅リハビリテーションなどのサービスがあります。
また、心療内科の項で解説したつるみね共立診療所も、通所訪問事業所のひとつであり、在宅療養を希望する患者さんの支援や健康診断・訪問診察などを実施しています。
診療所に併設する、つるみね通所リハビリテーションは、要介護・要支援状態の患者さんが自宅で安心して過ごせるよう、治療計画に基づいたリハビリテーションを受けられる施設です。

取り組み3：健康クラブ

健康クラブ「和泉の会」では、予防健診事業や健康増進活動・助け合い事業などの実施や会報の発行などを通じて、下諏訪町をはじめとする地域の人々が安心して住めるまちづくりを目指しています。
骨折や転倒の危険度を把握するロコモ予防チェックや各種健診、健康教室など、参加しやすい活動がおこなわれています。

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まとめ

下諏訪町にある諏訪共立病院は、下諏訪町をはじめとする地域の患者さんの健康を支えている一般病院であり、医療・福祉理念と看護部理念を掲げて診療をおこなっています。
6つの診療科をはじめとし、外来・入院どちらを希望する患者さんにも対応できる体制を整え、外来診療は原則として予約制と案内しています。
地域の患者さんが安心して生活できるよう、回復期リハビリテーション病棟・通所訪問事業所・健康クラブなどの取り組みにも力を入れている病院です。